
兄が死に、行くあてのなくなった兄嫁と姪
名家の子孫を残す母体として
嫌々ながらも引きニートの僕との子作りを受け入れる
■あらすじ
古い仕来りが未だに横行するとある田舎
兄と僕はそんな田舎で育った
兄は顔も頭もよく運動もできたので常に周りには女の子がいてモテモテだった
しかし兄はそんな田舎を嫌い東京の大学に進学すると
地元には戻らずに東京で就職し そして十年後に結婚する
兄の相手はこれまたかなりの美人と結婚
でも本家である僕の家や分家の親戚連中は誰一人として兄の結婚に反対はしなかった
血筋を残すことができれば財産は守れる……相手は誰でもよかったのだ
当然両親は兄が●●を残す……そう思っていた
しかし話は一気に別の方向へと進んでしまう
兄が交通事故で死亡……
その連絡が入ってから僕の周りが騒がしくなっていた
そして兄の死から一年
今日はとあることを決定するために
兄嫁と姪がウチに来る──